(コラム)まちの変化 鎌倉市
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2024年11月29日
(コラム)まちの変化 鎌倉市
弊社がありますのは神奈川県の鎌倉市です。
鎌倉市では昭和62年ごろ(176,358人)に人口のピークを迎え、増減を繰り返しながら令和6年の現在は170,206人となっております。
一方、最盛期の昭和62年の世帯数は60,053世帯でしたが、令和6年には77,173世帯と世帯数は年々増えております。
戦後、鎌倉市では人口の自然増加に加え、昭和40年ころから昭和60年ころまで大手企業(西武・東急・野村・日本信販・三井・国鉄等)により多くの住宅団地が造成・分譲され、大勢の人が移り住んで人口が急激に増えていきました。ところが平成20年ごろからこれらの住宅団地で急速な高齢化がはじまり、高齢単身世帯や空き家が非常に多くなっております。
その一方で、旧市街地や駅周辺、工場跡地などにマンションがたくさん建設・供給されたことで、少子化・人口減少の社会にあっても人口は横ばいとなっております。
この間、鎌倉市には大きな総合病院ができ駅ビルや商業施設も充実、ロードサイドには大型飲食店、SCなどが順調に出店し、本当に便利になりました。他方、小さな飲食店(定食屋、そば屋、すし屋、町中華)や商店(米屋、酒屋、八百屋、和菓子屋)が少なくなってきたのは少し寂しく感じます。
昭和を感じる街並み(松竹・男はつらいよの時代)は減ってきました。
それでも鎌倉には自然がまだ多く残り、神社仏閣や海があり、さまざまな人たちが集まります。
鎌倉らしさを残しつつ、このまちはこれからもどんどん変わっていく気がします。